
目次
スタッフ/キャスト
- 監督-クリストファー・ノーラン(ダークナイト3部作他)
- 脚本-ジョナサン・ノーラン、クリストファー・ノーラン(ダークナイト他)
- キャスト
マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、マイケル・ケイン、マット・デイモン他
概要/あらすじ
近未来、地球規模の環境悪化、植物の枯死により人類は滅亡の危機に瀕していた。元宇宙飛行士でエンジニアのクーパーは家族でトウモロコシ農場を営んでいる。ある日クーパーの10歳になる娘マーフの部屋の本棚から、本が勝手に落ちるという現象が起きる。マーフは幽霊のせいだと疑わないが、そんな娘にクーパーは「幽霊を怖がるなもっと踏み込め事実を記録し分析現象を探り結論を導け」と語る。
翌日町は大規模な砂嵐に見舞われる。マーフの部屋には大量の砂が吹き込みある模様を作っていた。クーパーはその模様が重力異常によるもので、座標を指していることに気付く。クーパーとマーフはその場所へと向かい、そこが人類の「星間移住計画(ラザロ計画)」をひそかに進めるNASAの施設であることを知る。過去に優秀な飛行士だった経歴を持つクーパーはその計画に抜擢されることに。NASAは「彼ら」が土星の近くにワームホールを作り、地球人類の星間移住を導いていると説明し、クーパーがここへ来たのも「彼ら」に選ばれたのだという。すでに12人(12回)ワームホールの先への有人探査が行われ、そのうち3名から入植可能のシグナルが送られてきていた。クーパーを含むチームの目的は、その3つの星の確認へ向かうことで、それはいつ地球に帰ることができるのかもわからない過酷なものだった。父親とのわかれを悲しみ反対するマーフに、クーパーは必ず戻ると約束をし、地球をあとにするのだった。
はたして、クーパーは任務を達成し、家族のもとへ帰ってこれるのか。そして「かれら」とはいったい何物なのか。家族との約束と人類存続の重大なミッションの間で葛藤するクーパーを美しい壮大な映像とともに描く。
どんな人におすすめなの
SF好き。家族もの好き。群像劇好き。きれいなCG好き。
見どころ
まずは映像がすごい。宇宙船のシーンや、ブラックホールのシーン、アメリアの「自然はすごく恐ろしいが悪ではない」をまさにあらわす星々の風景は圧巻です。そして人間の光と影をみせるストーリーはさすが。地球と宇宙での時間の長さの違いをベースにポジティブに描かれた家族愛には、電車内で観たことを涙をこらえつつ後悔。あと個人的には板みたいな「TARS」と「CASE」というロボットがだんだんかわいく見えてきて困りました。。。
わかりづらいなところがあったり、そんなことありえるの?とツッコミたく思うところもあるかもですが、まずは考えるな感じろです。
個人的にストーリーの上で押さえておいた方がいいポイントは
- ラザロ計画プランAとは
今いる人類をスペースコロニーのような施設で入植可能な星まで運ぶ。ただしそれほどの巨大な建造物を打ち上げるのは重力のコントロールが可能にならない限り不可能である。ブランド教授は重力コントロールを可能にする方程式を研究しているがまだ、道半ばである。クーパーには戻るまでに解決すると語る。 - ラザロ計画プランBとは
受精卵を入植可能な星まで飛ばし、人工培養や代理出産を用いて人口を爆発的に増やす。入植可能な星が見つかれば今ある技術で可能だが、現在地球にいる世代は救えない。 - クーパーは一刻も早く、入植可能な星を確認し、家族が生きているうちに地球に帰還し、可能ならプランAで家族を救いたい。
- 時間の長さは速度や重力といった環境によってかわる
これらのポイントを押さえつつ見るとわかりやすいと思います。あとは映像と群像劇を楽しんでください。