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映画「お引越し」あらすじ見どころ-少女の心の移ろい

お引越し

相米慎二

マケイヌ的おすすめ度

名演度

映像の巧み度

スタッフ/キャスト

  • 監督-相米慎二
  • 脚本-奥寺佐渡子、小此木聡
  • キャスト
    田畑智子、桜田淳子、中井貴一他

概要/あらすじ

監督は「ションベン・ライダー」「台風クラブ」の相米慎二。両親が離婚前提で別居することになった11歳の少女の心の揺れと成長を描く。
小学6年生のレンコの両親は離婚を前提に別居することになる。父ケンイチは家を離れ、レンコは母ナズナとの二人暮しをはじめる。最初は実感がわかなかったが、11歳の少女の心は次第に揺れはじめる。離れて暮らす父ケンイチを慕いつつも頼りなく感じる気持ち、母ナズナとの新しい生活を受け入れつつも彼女の自分勝手さへ苛立つ気持ち。自分の気持ちなど存在しないかのように、離婚が決定的なものへとなっていく日々に、小さかった動揺はいつしか激しい焦燥にかわるのだった。そんな中レンコは両親の仲をどうにか戻そうと、思い出のびわ湖畔への家族旅行を強引に実行する。

どんな人におすすめなの

心の揺れを描いた作品が好きな方。

見どころ

※以下若干内容にふれることあり
田畑智子、桜田淳子、中井貴一の好演がすばらしい。ポジティヴとネガティブを揺れ動く田畑智子の表情としぐさ、桜田淳子と中井貴一の地に足ついた演技。
長回しのシーンの臨場感、高低差や奥行きを使った演出、陰影の美しさ。生活感のあるリアルな日常と送り火や船幸祭でのハレの日のコントラストもおもしろい。
そういった好演と映像があいまって、”理科室での事件”、”家庭内籠城”、”送り火でのバイクのシーン”、”船幸祭の花火の元の母子の会話”などなど印象的なシーンを作り出しています。とくに最終盤の船幸祭の夜のレンコの逃避行、松明~彷徨~水辺のシーンは過去との交流、訣別と大人への成長を描いた幻想的な名場面です。
レンコとナズナの帰路のやり取り、その後の成長を表現したエンドロールはさわやかです。

時代を経ても色あせない作品です。

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相米慎二

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プロフィール

マケイヌ

人生のメインストリームから外れた40代の♂。

90年代オルタナにはまり、文字通りメインストリームから逸脱。 その後もたびたび人生から逃亡。

心が動いた作品の紹介や 自分のちいさな経験、HowToを発信できればと日々模索中。

1年後までにイラストと写真のポートフォリオをつくりたい。

記:2019年12月

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