
いやはや3ヵ月遅れの感想。我ながら遅い。
元Don CaballeroのIan Williamsと元HelmetのJohn Stanierの2人体制となったBattlesの最新作。
リキッド・リキッドのメンバーでノー・ウェイヴ のレジェンドSal Principatoや、Yesの初代ヴォーカリストのJon Anderson、台湾のエクスペリメンタルバンド落差草原WWWW、鼓童の住吉佑太などジャンル無用のユニークなゲストが参加。
重層的だがミニマルなギターとキーボード、マシーンのようなドラムス。2人体制となり、よりタイトになったサウンドは無機質に響くが、そのリズムとメロディーは生き生きと体と心に熱を吹き込んでくる。そしてジャンルレスなゲストがBattlesらしい一筋縄ではいかないポップさに彩をあたえている。
生演奏とエレクトロニクス、ミニマルさとソウルフルなパッションを自在に行き来するサウンドは、まさに音楽にあわせ生物のように動くビジュアライザーで表現された「Titanium 2 Step」のPVの世界そのものだ。
90年代オルタナのなかで唯一無二なドラムを聴かせた John Stanier とマスロックの雄Don CaballeroのIan Williams。この奇跡のような組み合わせがいつまでも聴けること願っております。
興味ある方はHelmetとDon Caballeroもぜひ(特にHelmetのMeantimeとBettyは1万回逝けるおすすめです)。
ちなみに2019年Battlesと!!!のライヴに行けなかったことが残念過ぎる。。。