
人生敗北糞野郎ことマケイヌです。今回のおすすめは
1990年代オルタナ、グランジを代表する一枚
DinosaurJr.のメジャー1stとなる4thアルバム「Green Mind」です。
DinosaurJr.とは
- 1984年にJ・マスキス(g,vo)、ルー・バーロウ(b)、マーフ(ds)をメンバーに結成された、米マサチューセッツ州出身のロック・バンド。
- 1989年ルー・バーロウ脱退後はJのバンドユニット的な側面が強くなる。
- 2005年にオリジナルメンバーで再結成。
- Jの轟音ギター/ギターソロ、ポップなメロディーと気だるいボーカルが特徴
インディーズ時代の「You’re Living All Over Me」、「Bug」も人気ですがマケイヌ的にはキャッチーさを聴かせてくれるのメジャー1stから3rdあたりが好みです。
M1「The Wagon」からいきなり全開です。アコギのカッティングが小気味いいM2「Puke and Cry」。淡々としながらぐっとエネルギーをため込んでいくようなM3「Blow Up」からロックなM4「I Live for That Look」へのシームレスな流れがいい。アコギと崩れてしまいそうなヴォーカルのM5「Flying Cloud」。終盤のギターソロにやられるM6「How’d You Pin That One on Me」。メロトロンとギターが紡ぐはかなくも力強いバラードナンバーM9「Thumb」。そしてキャッチーだがどこか醒めているタイトル曲M10で大団円。棄て曲ないです。
どうしようもない閉塞感、退廃、殺伐とした空気がポップに昇華されてたサウンドは、どこかあの時代を映したかのような雰囲気を感じるが、しかし30年たったいまも全く色あせていない。エモーショナルな傑作。
Joseph Szaboの写真を使用したジャケも最高です。