Unity ソフトウエアでゲーム制作#1モグラたたき編（16.レイヤーとZ-Fighting）

2DゲームのZ-Fightingや背景被りの解決方法

1. Zの位置（Z座標の値）をずらしてあげる。
2. ソートレイヤーを使って異なるレイヤーに設定してあげる。

解決策その１　Zの位置（Z座標の値）をずらしてあげるを実証

1. まずメインカメラのZ位置を見てみましょう。デフォルトのままなら「-10」になっていると思います。
2. Z位置の値が小さいほど手前、大きいほど奥です。ゲーム再生して背景のZ位置の数値を弄ってみましょう。UnitychanはZ位置「0」にスポーンしています。
3. 背景のZ位置を「1」にしてみましょう。Z-Fightingによるちらつきが収まった（もしくは背景被りがなくなった）はずです。
4. カメラの位置とゲームオブジェクトのZ位置の関係を知るために少し遊んでみましょう。試しに背景のZ位置を「-1」にしてみます。背景がUnitychanより手前に来たのでUnitychanが見えなくなってしまったはずです。さらに「-11」にすると背景が消えてしまったと思います。カメラより手前になったのでカメラに映らなくなったからです。

ソートレイヤーの使い方

1. まずは新しいソートレイヤーを追加します。右上の「レイヤー」ドロップダウンから「レイヤーを編集」をクリック
2. もしくはインスペクターでゲームオブジェクトの「ソートレイヤー」プロパティをクリックして「Add Sorting Layer」をクリック（今回の背景［スプライト］の場合「SpriteRenderer」の「追加設定」の中にあります。
3. 　ソートレイヤーのリスト項目が隠れているときはさらに「ソートレイヤー」をクリックすると項目が展開されます。
4. ソートレイヤーのリストの下「+」をクリックします。適宜レイヤーの名前を付けます。今回は「BG」としました。
5. ソートレイヤーを削除するには「-」をクリックします。
6. ソートレイヤーの順番はドラッグで変更できます。

解決策その２　ソートレイヤーを使う

1. ソートレイヤーは下にあるものが手前になります。Unitychanは「Default」にあるので、「BG」をドラッグして「Default」より上にします。
2. 背景のオブジェクトの「ソートレイヤー」プロパティを「BG」に変更します。

ブロックを置く

1. ソートレイヤーの「Block」レイヤーを追加。「Default」より下にドラッグして手間にします（おそらく最初から下にあると思います）。
2. 整理するためヒエラルキー上に「Blocks」の名前で（0，0，0）に「空のオブジェクトを作成」します。
3. ブロックに使う「ユニティちゃん2Dデータ」のblockのデータの「単位ごとのユニット数」を「14」（適宜お好みで）にしてシーンの大きさと合わせます。
4. 「Blocks」オブジェクトを親にしてブロックを配置します。名前はわかりやすいものに変えてください。今回は穴の番号と合うように「Block数字」にしました。
5. 配置したブロックのソートレイヤーを「Blocks」にします。
6. 同じ要領で9つ配置して、Unitychanのスポーン位置に合わせて調整します。今回はX方向が左から-2.5、0、2.5　Y方向は下から-6.75、-4.5、-2.25　としました。